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ロドニー・サンプター3部作
ロドニー・サンプター3部作
ショートボード革命の真最中に制作された3作品が初めてDVD化された。残念ながらフィルムの保存状態に問題があったため音質、画質ともに悪い。だが70年代初頭のショートボード革命を克明に映し出した貴重な作品で、マニアにはたまらないな作品である。




※20セットに限り、3本合計が10900円のところ、
まとめて購入すると5500円になります。

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オリジナルフィルムが古いため、画像の荒れと飛び、
音飛びが一部ありますので、ご了承下さい。



監督ロドニー・サンプター
英国生まれオーストラリア育ちのサーファーで、マカハインターナショナルを始めUSA、オーストラリアの主要コンテストでファイナルに進出したイギリス人サーファーの草分けである。サーファーが制作した稀な作品だけに、目線がそれまでのサーフィン映画とは異なり、その後のフィルムメーカーに多大なる影響を与えた。また音楽も当時を確実に反映している。サンプターはコンペティターとして、当時のトップサーファーとも親しい間にあった。彼等を世界各地のベストポイントでベストの日に一番間近に捕えている。特に水中撮影はサーファーの距離とアングルで画期的だった。「フリーライド」の6年前にサンプターは次世代の水中撮影をサーファーの視点から完成させていた。






「フリーフォーム」
1970年 31分 2800円 (消費税込) 
長いライトハンドのポイントポブレークのオープンニングに次いで、南アフリカからスタートする。ダーバンを滑るマイケル“スプリングボック”エスポシィードは70年代南アフリカのスタイルを築いたサーファーだ。ジュニア時代のウェイン・リンチかと見違えるほど、鋭角的なサーフィンである。ジェフリーズベイを滑るゲヴィン・ルドルフは、手足の長さからナット・ヤングとマイケル・ピーターソンのようだ。ショートボードながらノーズライドするのが当時のトレンディーだ。監督のロッド・サンプターのライディングもなぜか観ることができるが、レールの使い方が綺麗だ。
シドニーとゴールドコースト、ベルズのコンテストではナット・ヤング、コール・スミス、テッド・スペンサーらによる新マニューバー時代を見ることができる。サーフボードは6から7フットのシングルフィンが主流だの時代だが、短さを競うショートボード化を終焉させたラルフ・アーネスの貴重なサーフィンも収められている。ベルズとジョハンナでの歴史的なコンテストである。恐怖のウェイン・リンチのバックサイドリエントリーも見ることができる。ビッグベルズのベン・アイパ、ルドルフ、デニス・パン、ナット、リンチは歴史的セッションと語り継がれるが、映像を見るとサーファーが個性的であることが改めて分かる。
ハワイではロペス、リノ・アベリラ、オウル・チャップマン、ベン・アイパ、コーキー・キャロルとオージーのアタックが新鮮だ。全員集合のクラシックなマウイのホノルアベイなど、この時代を知る上で欠かせない映像が目白押しだ。音楽はサンタナ、フリーなどのロックを中心にジャズ、イージーリスニングが古典的である。



「オーシャンズ」
1972年 51分 3300円 (消費税込) 
パイプラインでのチューブを水の中から撮影しているが、あの「フリーライド」より4年早い。取る側が名サーファーだから視線がバッチリだ。サーフィン以外のシーンから当時を直視できるが、まさに今流行っている、というか権利を得たヒッピーカルチャーがある。ヌードでサーフィンするシーンも一瞬ある。バレリーナと波の映像を重ねたり、当時のドラッグカルチャーの影響も多い。23分過ぎには若き日のオウル・チャップマンが収まっているが、ハワイでももっともアグレッシブなハイラインを好んでいたことがライディングから分かる。ディック・ブリューワーの元で唯一シェープを許されたたオウル・チャップマンのサンセットアタックは素晴らしい。
音楽はジミ・ヘンドリックス、ザ・バンド、サンタナ、フー、エマーソン・レイク&パーマー、ムーディーブルース、オシビサ、ハワイアン、南アフリカの民族音楽とやりたい放題である。さらに全米プロサーファーのコーキー・キャロルも参加しているが、まさにサーファーによるサーフミュージックの元祖である。ロックが複雑化という進化をする中、サーフィンはショートボード革命の真最中だった。短くなるばかりではなく、デザインそのものが大きく多様化した。




「オン・エニー・モーニング」
1974年 71分 ¥4,800(消費税込) 

最高にワイルドでカッコいい70年代100%、パイプラインのチューブをライトニングボルトでマスターするジェリー・ロペス。1974年伝説のコークコンテストでのマイケル・ピーターソン(ケリー・スレーターも絶賛)等、今に強く影響を与えているサーフィンを見る事が出来る伝説のサーフィン映画。また当時のファッション、サウンドは時代が回って新鮮でもある。その証拠にこの時代のサーフボードが流行っている。
1974年当時と言えば・・・・・・・・ヒッピー全盛から、ニューエージへ移行していた。またサーフィン界ではショートボード革命期、オーストラリアの極端に短いサーフボードとハワイのピンテールが世界を一世風靡していた。
本作はオーストラリアは元よりハワイ、USAメインランドでも劇場公開され大成功を収めた。「モーニング・オブ・ジ・アース」(1972年度)と「フリーライド」(1976年)の中間の頃をしっかり描いた名作である。特に当時の水中撮影では飛び抜けている。

★ジェリー・ロペスが真っ赤なライトニングボルトでマスターするパイプライン★オーストラリアのビクトリア州ベルズビーチでのイースターコンテスト(リップカール)でのジェリー・ロペス、リノ・アベリラ、ジェフ・ハックマン等ハワイアンとウェイン・リンチ、ナット・ヤング等オージー勢のセッション。★ミジェット・ファレリーとピーター・ドリューエンのシドニー・シークレットでのビッグウェーブ。★74年コークコンテスト世界最初のマンツーマンのマイケル・ピーターソン ★ウェイン・リンチ、ジェリー・ロペス、ナット・ヤング、ジェフ・ハックマンが滑るバリ島ウルワツ。ナット・ヤングのリラックスしたクタリーフも貴重映像。★ニュージーランド・トリップではラグラン他のポイントの真骨頂を見る事が出来る。★ゴールドコーストのチューブ水中シーン等、見所多し。



著名人からのコメント

デレク・ハンド (サーフィンジャーナリスト)
「70年代前半、急激な進化を遂げたシングルフィン・サーフィン(ピンノーズ)の乗り方の基本がここにある。ジェリー・ロペス、ウェイン・リンチ、ナット・ヤング等の完成された芸術的サーフィンから、今、学ぶ事は多い」

ディック・ホール (サーフィン映画の巨匠の巨匠「ストームライダース」等の監督)
「70年代前半撮影した貴重な作品だ。水中と陸から撮影のコンビネーションは今以てサーフィンを伝える大切な手段であり、74年に完成させていた点も注目に値する。」



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